毎月コツコツ積み立てて、長い時間をかけて資産を育てる「長期・インデックス投資」は、NISAの普及とともに関心が高まっています。この記事では、その考え方とやり方を学べる本を紹介します。
インデックス投資とは
インデックス投資は、日経平均株価や全世界の株式指数など、市場全体の値動きを表す指数(インデックス)に連動する投資信託などに投資する方法です。
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 分散 | 多くの銘柄・地域にまとめて投資し、1社の値動きに左右されにくくする |
| 長期 | 短期の上がり下がりにとらわれず、長い期間保有する |
| 積立 | 毎月など決まったタイミングで一定額を買い、買う時期を分散する |
| 低コスト | 信託報酬などの手数料が低い商品を選び、コストを抑える |
ただし、インデックス投資も元本が保証されるわけではありません。市場全体が大きく下がる時期には、資産も大きく減ることがあります。本を読むときは、下落局面でどう向き合うかの部分もぜひ読んでおきましょう。
長期・インデックス投資を学ぶ本
『ウォール街のランダム・ウォーカー』(バートン・マルキール)
市場平均に連動する投資の考え方を、歴史とデータから説明する定番書。改訂を重ねているので、新しい版を選ぶのがおすすめです。
『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス)
勝とうとして失敗を重ねるより、失敗を減らすほうが結果につながる、という視点で長期投資を説く本です。
『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ)
インデックス投資を実際に長く続けてきた経験をもとに、積立の始め方と続け方を具体的にまとめています。
『ほったらかし投資術』(山崎元・水瀬ケンイチ)
手間をかけずに続けられるシンプルな運用の組み立て方を説明した本。制度改正にあわせて改訂されてきました。
『JUST KEEP BUYING』(ニック・マジューリ)
貯蓄と投資について、データを使って「いつ・どれだけ・何を」の疑問に答えていく本です。
『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』(JL・コリンズ)
娘への手紙から生まれた本で、借金を避けること、低コストのインデックスファンドを持ち続けることなど、シンプルな原則をまとめています。
読むときのポイント
- 海外の本は日本の制度と違う部分がある:米国の税制や口座の話は、日本ではNISA・iDeCoなどに置き換えて考えます。
- 商品名は時期によって変わる:本に出てくる投資信託の名前や手数料は、出版時点のものです。最新の情報は運用会社や証券会社の公式サイトで確認しましょう。
- 「続けられるか」で考える:どの方法も、途中でやめてしまうと効果が出にくくなります。自分が無理なく続けられる形を探すつもりで読むのがおすすめです。
NISAの制度そのものについては、金融庁などの公式情報をまとめた「無料で読める投資の公的情報リンク集」をご覧ください。投資の勉強をこれから始める方は「はじめての投資本」から読むのもおすすめです。
まとめ
長期・インデックス投資の本は、どれも「分散・長期・低コスト」という共通の考え方を、それぞれの角度から説明しています。理屈を学ぶ本と、実践のやり方を学ぶ本を組み合わせて読むと、自分なりの続け方が見つけやすくなります。


コメント